今年の夏も猛暑でした。7月、8月と、暑さを避けて外出ではなく室内活動になっていたおさんぽタイムでしたが、9月ということで、久しぶりに外におでかけしました。

9月の最終週とはいえ、この日も暑かった~。しかし、4名のメンバーが参加してくれました!

この日の行先は”せたび”こと世田谷美術館。1986年、砧公園の中に開館した美しい美術館です。さすがにメルクから徒歩で行くのは厳しいので、用賀駅まで電車移動し、そこから約1.6㎞の道のりをおさんぽしました。

用賀駅から世田谷美術館までの道のりには、”用賀プロムナード いらか道”という散策コースがあり、おさんぽ道で既にアート鑑賞できちゃうんです。

用賀駅を出ると、さっそく一同は何かを見つけた様子で道路に見入っております。どうやら道路がアートのようです。

なんとーーーー!!!道路に百人一首が! はい、こちらは47番さん、恵慶法師の秋の歌。季節にピッタリで、気分良くおさんぽを開始いたします。

砧地区ということで、随所でタヌキが道案内してくれます。果たしてタヌキは近隣に生息しているのでしょうか…

プロムナードの途中には、楽しい仕掛け(?)がいっぱいあります。これは、”王さまと女王さまのイス”。このほかにも座るスペースは沢山あります。のんびりと歩きたいですね。

ちなみに”いらか道”は名前の通り、瓦が敷き詰められています。この瓦、淡路島の伝統工芸とのこと。なんだか、踏みつけるのがもったいないですね。

”いらか道”は環八通りにぶつかったところで終わりです。環八を横切れば、もうそこは広大な砧公園の敷地。公園内に入ると、清々しい空気に包まれます。心なしかさっきより1℃くらい涼しく感じます。

世田谷美術館に到着。設計は内井昭蔵さん。低層ですが、地下のパティオや渡り廊下などがあり、とても立体的で開放的な空間です。筆者も思わず隅々まで探索したくなりました。

あ、写真の真ん中に突き出ている塔は、隣接する世田谷清掃工場のエントツです。このごみ処理の余熱を美術館が利用しているんだそうです。

この日はコレクション展の「アートディレクターの仕事-大貫卓也と花森安治」を鑑賞しました。とてもゆったりとした展示で、真ん中に大きな椅子も用意されており、のんびりと鑑賞することができます。

他にも企画展が開催されていました。個人的には地下のカフェテラスが気になりました。ミュージアムショップも面白いグッズがいっぱいで楽しかったですよ。

世田谷美術館でのアートな時間を堪能し、再び”いらか道”を辿って用賀駅まで戻ります。砧公園の出口で、美しい蝶に出会いました。なぜか、ここでは蝶もアートに見えます。

用賀駅まで戻った我々の最後のミッションは、”いらか道”の起点である、百人一首のお1人目を探すこと。5、4、3、2と、カウントダウンのように唱えながら、ひたすら足元ばかりを見つめて歩いた先に…

ありました!1番さん、天智天皇の歌です。なんと、秋の歌で本日のおさんぽを締めくくることができました!

9月末にしては、ちょっと暑かったものの、芸術の秋を味わいながらおさんぽできました!次回のおさんぽも、どうぞお楽しみに♪

※ 興味を持たれた方は、メルクマールせたがやまでお電話ください。
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